MR2 AW11のスーパーチャージャーベルト張り調整
このMR2 AW11 S/C特有のメンテに、スーパーチャージャーベルトの張り調整があります。
写真を撮ったので簡単にレポートを。
寒くなった頃からベルトの鳴きが大きくなりました。普段7000回転以上回すことは稀なのですが、今年に入ってからは6500回転程度で鳴くようになり、そろそろ調整が必要な頃合いでした。
調整自体は簡単で、ジャッキ、ウマ、メガネレンチ、ラチェットなどがあればOK。ただし、かなり長いエクステンションを必要とします。そこだけ注意。
ウマでリアを上げ、右リアタイヤを外します。すぐ眼の前にあるアンダーカバーのボルトを一本だけ外せばすぐアクセス可能。
カバーを外さなくてもアイドラープーリー自体は見えるのですが、工具が入らないので。
アイドラープーリーをメガネレンチ+延長パイプなどを使って完全に緩めます。
エンジンルーム上から。張り調整用のボルトはここ。オイルチェック棒を抜いてからでないとアクセス出来ません。
で、このように長いエクステンションを利用して締め込みます。どのくらい締め込むかはベルトの鳴きや伸び具合などによります。分からない時は整備書を参考に。エクステンションは25cm+15cm+ディープソケットを使いました。40cmくらいのエクステンションがあると便利かも。
(STRAIGHT/ストレート) エクステンションバー 380mm 差込角3/8″(9.5mm) 10-3803
整備書では
Vベルトたわみ量
新品取り付け時:3.5mm〜4.5mm
点検時:6mm〜7mm
と書いてあります。
今回は適当に締めました(3/4回転程度)
あまり締め込むと各プーリーに負担がかかるので無理はしないように。この車両のベルトは熱の影響なのかすぐダメになるので、最低でも3年に一回くらいの交換がトラブルもないと思われます。ただし、新品のベルトは一度でも使うと伸びるので、やはり調整作業は必須です。またベルトを取り外す際には、オルタネータのベルトも外さないといけないので同時交換したほうがラクです。冬だとベルトも硬くなるので、どうしてもベルトの鳴きも聞こえやすくなります。ベルトの鳴きは音が大きいのでとても恥ずかしいです(;´∀`)
締めこんだら、元に戻してテスト走行し、まだ鳴いている時はもう一度締め込みを行います(何回も言いますが締めすぎに注意。基準値を大幅に超える場合はベルト交換が無難です)
オマケ
ブローバイホースが潰れやすい取り回しだったのでオイルキャッチタンクへの経路を変更しました。主に水道部品を利用。インタークーラーからインマニへのパイプに貼ってある銀色のものは断熱材です。以前エキマニ交換時にオイルパンに貼った余りを使用。インタークーラーを通って冷えた空気をヘッドの熱の影響を受けないように貼りました。温度測定してないので効果は不明。
去年交換したリアブレーキディスクローター。約一年でこうなります!
外周付近は手で触って段が付いていることを確認。やはりカーボンメタルパッドだとね・・・。
最後に、ついでなのでブレーキ周りにブレーキクリーナーを吹いて完了。キャリパー部は以前耐熱塗料で塗装したのですが、安物なのかブレーキクリーナーで溶けてしまうw
メンテナンス後
7000回転まで回してもベルトの泣きは皆無。問題なし!今回はこれにて完了。