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トヨタMR2(AW11)&自転車&ミニ四駆のカーライフ的なブログ

エキマニ交換

以前交換したTRUST製、TRシリーズの鉄製エキゾーストマニホールド(タコ足)がご多分にもれず割れてしまいました。
20年以上前に製造中止になっているAW11の為に、ありがたいことに未だに新品で買えるエキマニですが、受注生産品になったこともあり「そろそろ製造中止かなぁ」と思っていたところ、ちょうど良い出物がヤフオクに出品されていたので購入してしまいました。

割れたエキマニについて

MR2AW11用エキゾーストマニホールド

左からAW11純正、AE101前期純正、そしてTRUSTのTR。

TRUSTのTRエキマニのページ

もともとこのエキマニは競技用として作られているらしく、純正と同じ素材(鉄)、純正のフロントパイプに接続可能、という品でした。フロントパイプ自体が2-1形状なのでエキマニ単体では4-2形状です。
かなり安っちい素材で作られていて(カッコよく言うとコストダウン)、実売価格は35000円といったところです。
エキマニとしてはかなり安いのですが、前述のとおり3年-5年程度で割れてしまうらしいです。(自分web調べ)

どうやら私は5年前に交換しているらしい。
5年なら持ったほうなのだろうか・・・。

割れてしまったMR2AW11用トラストTRエキゾーストマニホールド

割れて排気ガスが噴出してバンテージが黒くなっている。

割れてしまったMR2AW11用トラストTRエキゾーストマニホールド

結構大ダメージ。

割れてしまったMR2AW11用トラストTRエキゾーストマニホールド

パイプが隣接する部分も割れている。

MR2AW11用トヨタ純正フロントパイプ応急処置

フロントパイプ。遮熱板の溶接が剥がれていたので5年前くらいに応急処置した覚えが。5年間なら「応急」処置どころではないわな。

溶接が剥がれたMR2AW11用トヨタ純正フロントパイプ

取り外して気がつく22年の蓄積ダメージ。溶接が剥がれてステーが外れてました。最近のカラカラ音の原因のひとつはこれでした。

購入したエキマニについて

MR2AW11用エキゾーストマニホールド

一番手前が今回購入したエキマニ。

購入したのはCUSCO製パワーボール。 ステンレス製の4-1集合です。もちろん絶版品。
JASMA認定なので平成元年以降に販売されたと思われますが、販売終了になったのがいつごろかは定かではありません。重さや太さなとは別記事にします。

MR2AW11用CUSCOパワーボールエキゾーストマニホールドJASMAプレート

JASMA公認。認証番号は 94E029 4A-GZ ・・・94は認証年かな?

MR2AW11用CUSCOパワーボールエキゾーストマニホールドの中身

独特の丸い部分の中身です。正直、普通の集合形状にして欲しかった。

MR2AW11用フロントパイプの比較

純正フロントパイプとの比較。奥側の触媒に接続されるRが綺麗です。

交換作業

MR2AW11用CUSCOパワーボールエキゾーストマニホールド交換準備

これが今回交換する部品全て。
バンテージはビリオンの一番(価格が)高いサーモバンテージ100を使用。
TRエキマニに巻いていたのは90。確か当時90までしか出てなかったと思います。
バンテージは集合部分に巻くと割れやすいという話を聞きますが、遮熱板がなく車検に通らないので巻かないわけにはいきません。

ビリオンサーモバンテージ100のパッケージ裏

パッケージ裏の表を見ると、断熱性は90の方が高いらしい。

MR2AW11のエキゾーストマニホールド交換風景

針金を使ってバンテージを巻いていきます。

MR2AW11のエキゾーストマニホールド交換風景

バンテージに付属のバンドは非常に扱いづらく、慣れるまで大変でした。
パイプ先端部分を中心に使用。

MR2AW11のエキゾーストマニホールド交換風景

集合部分まで巻きました。

MR2AW11のエキゾーストマニホールド交換風景

ボール部分は巻く予定はありませんでしたが、このようにオイルパンと1,2センチしか余裕がなかったので仕方がなくこの後巻きました。

MR2AW11 4A-GZ排気ポート側

TRの時もそうでしたが、エアコン非装着の場合このようにオルタネータとオイルフィルターを取り外せばエキマニのボルト&ナットまで容易にアクセスできます。

MR2AW11溶けてしまったシフトケーブル

非純正のエキマニの場合シフトケーブルがこのように溶けます。
この写真だとまだ大丈夫ですが、進んでしまうとワイヤーが溶けてギアチェンジ出来なくなってしまいます。
結構熱対策が大変です。

交換後の感想

MR2AW11のエキゾーストマニホールド交換後

割れたエキマニとの交換だったこともあり、第一印象は「音が静かになった」でした。
その後乗っていくうちに4000回転くらいから徐々に甲高い音に変わっていくことを発見。
高回転だと結構音が大きいですが、JASMAで通す時は単体でのテストですからマフラーとエキマニが二つともJASMAだと音が大きくなるのは当然といえば当然。
低回転だととても静かなのでロングツーリングの時にも安心です。
また、アクセル開度が大きいと「シュー」とか「ヒーン」という音が出ます。これは最初排気漏れかと思ったのですがどうやら違うらしく、ステンレス独特の排気が管壁にぶつかって出る音のようです。

CUSCOパワーボールエキマニ+藤壺レガリスRの組み合わせは市販のAW11用のパーツを利用して出せる理想的なサウンドではないかと思います。

エキマニ割れの原因はおそらくエンジンマウントの劣化ですが、新品のパーツを買うと4万円以上するので諦めました。
前後のマウントにはシリコンを注入しているのですが、今度は左右のマウントにもシリコンを注入してみようと思っています。
(本当は靴の修理剤の液体ゴムが良いらしい)

中古だったこともあり、割れや排気漏れにかなり注意深くなっていて、交換後3回くらい排気漏れの確認をしましたが今のところ問題ない模様。
一人での交換作業はなかなか大変で、ゆっくりやって土日半日づつ消費してしまいました。
しかし、交換後は素晴らしいサウンドを発揮してくれています。
今度パワーチェックにでも行ってみようかしら。

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2 comments
  1. […] ※2012/01/12更新 現在エキマニはこれを装着しています […]

  2. […] 割れなども無さそうです。エキマニが割れるとサーモバンテージが排気で黒くなるのですぐ分かります。この写真はエアコンが付いてない車独特のもの。通常は画像の上の方にエアコンの […]

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