ミニ四駆 カウンターギヤ セミフローティング改造&ジグ製作
ARシャーシも何台か組み、調整なども行ったのですが、やはりカウンターギヤ周りに関しては調整だけでなくいわゆる「抵抗抜き」を行ったほうが良いのかと思い、プラベアを利用したセミフローティングに挑戦してみました。
このように組みました。左からARシャーシのプラベア(適宜ペーパーで削って厚さ調整する)→AR以外のプラベア(写真はスーパーIIシャーシ付属のもの)→支持部分を数mm残して内部を削ったギヤです。以前の記事だとS2プラベアの代わりにARシャーシのプラベアをそのまま利用していましたが、内側のプラベアをシャフトに干渉させないためにはPOMプラベアの穴を広げる、もしくはPOMプラベアより穴が広めのプラベアを利用すればよいのですが、部品調達のしやすさと加工の必要性などを考えて通常のプラベアを利用することにしました。
構造は上記のとおりなのですが、ギヤの内側を削る際に失敗すると一発でギヤがオシャカになる可能性が高いので、ジグがあれば失敗しにくいだろうと思い・・・。
こんなものをこしらえてみました。
左のピンクギヤはギヤの土台、真ん中のワッシャーは削る深さの調整用、右側はベースです。すべてミニ四駆で使用しなくなった部品を再利用しています。ベースのピンクギヤはシャフトに接着しています。写真ではノーマルのシャフトですがMS付属やフッ素コートギヤシャフトなら精度がよくモアベターかと。
グレードアップ No.400 GP.400 フッソコートギヤシャフト (ツバ付2本) 15400
このようにして使用します。削る際にはカウンターギヤの周りにゴムシートなどを巻いてプライヤー等で挟んだ状態でドリルを使用します。
ドリルは以前購入したタミヤの電動ハンディドリルを使用しました。刃は2.5mmを使用しましたが、刃の噛み込みが強かったので慎重にいくなら2.2mm→2.5mmと2回に分けて削るのが良いかと思います。
クラフトツール 電動ハンディドリル 74041
削った後。シャフト穴が内部で段になっているのが確認できます。このままだとドリルで削ったあとの削りカスやバリが残っているので、細いヤスリまたはペーパーを棒につけて少し研磨します。この作業が地味ですが重要。シャフトに通した時に引っかかりや抵抗があるようではダメです。
シャフトに通した後回して確認すると、指で触るだけで結構違いが出ます。もちろん通常の金属ベアリングでも良いと思うのですが、POMベアでもシャフトが円形なのでドラシャ用とは違って削れにくいと思います(あと軽いし)
フルフローティングは一度やってみたいと思いますが、メンテを気にして気軽に遊べなくなりそうなので、今のところはやるつもりはありません。